サクラノ刻 概念的聖地巡礼 〜イタリア編〜
サクラノ刻およびサクラノ詩に思いを馳せられるイタリアの場所をご紹介します。
イラストと一致する場所を訪れるといった一般的な聖地巡礼ではないです。すみません。
スカラ座
サクラノ刻 第I章のタイトルになっている『泥棒かささぎ』は、ロッシーニがスカラ座のために作曲し、1817年に同劇場で初演されたオペラです。
また、静流が雪景鵲図花瓶を完成させた後、ミラノで観劇する描写がありますが、これはスカラ座のことでしょう。
ということで、ミラノにあるスカラ座にやって来ました。 はるばる来たぜイタリアへ〜♪
見学用のチケットで中へ。 館内では歴代のオペラのポスターや舞台道具などを見ることができます。
※ 館内の写真利用には制限があるため、本記事では館内写真の掲載は控えておきます(strictly for personal use で個人ブログが許されるのか分からん…)
『泥棒かささぎ』を大きく扱った展示は見当たりませんでしたが、出口付近に展示されていたロッシーニの追悼公演のポスターには、演目の一つとして『泥棒かささぎ』が含まれていました。 この公演はロッシーニの没後ちょうど1ヶ月にあたる、1868年12月13日午後8時に開演されたもののようです。 19世紀イタリアの音楽関連の記事をまとめた学術系データベースにも一致する情報がありました。 https://www.artmus.it/public/om/anteprima/anteprima/idarticoli/59352/tipo/indice
企画展示っぽいエリアもあり、訪問時はワーグナーの『ニーベルングの指環』の展示でした。 過去には ジョアキーノ・ロッシーニとスカラ座 というテーマでも開催されており、そのような回であれば『泥棒かささぎ』に関する資料をもう少し見られるかもしれません。
全体として30分ぐらいで見て回れる規模感でした。 休日でも全然混んでいなかったので、チケットは現地購入でいいと思います。
泥棒かささぎ(という名前のお店)
イタリア北西部の街に、『泥棒かささぎ』のイタリア語の原題と同じ店名のお土産屋さんがあります。 聖地巡礼的に訪れるには関連性が薄すぎると思うので、具体的な情報は伏せておきます。
この近辺に数日間滞在していたこともあり、ちょっと寄ってみました。
店内にはカササギのステンドグラスや映画のポスターなどが飾られており、作品への愛を感じました。 カササギをモチーフとしたお土産は、残念ながら売っていなかったです。
Museo Piaggio(ピアッジオ博物館)
健一郎から圭、直哉へと乗り継がれてきた「ヴェスバ150std」というバイクですが、その元ネタである Vespa を製造販売する Piaggio 社の博物館が、イタリアのポンテデーラという街にあります。 おそらく馴染みのない場所だと思うので補足すると、ピサの斜塔やフィレンツェが比較的近いです。
博物館の中には歴代の Vespa が……
Vespa 150 として展示されているのは2台ありました。
VESPA 150
1957
前シリーズと比べて、このモデル(VB1T)では、ハンドルバーが一体のダイカスト製ボディとして作られ、操作用ケーブルがその内部を通るようになった。 スピードメーターは標準装備。ヘッドランプにはクロームメッキのベゼルが付いた。サドルはダークブルー。フロントシールドの「Vespa」の文字もクロームメッキ仕上げとなった。 新しいハンドルによって、このモデルはよりエレガントで好ましい個性を得た。車体のラインはより細く伸びやかになり、この点は一般の人々から大いに好評を得た。
参考:Museo Piaggio 展示解説
VESPA 150
1958
より洗練された GS の廉価版として、1957年から1958年にかけて製造されたモデル。 エレガントでありながらスポーティでもあり、当時としては非常に現代的な、まったく新しい色であるメタリック・ブルーグレーを採用していた。
参考:Museo Piaggio 展示解説
std 表記のものはなかったですね。素人の見解ですが、Vespa 150 系統の中にも GS シリーズや sidecar 付きなど多様なモデル展開があり、一番標準的な無印モデルのことを std と呼んでいるのだと思います。
ここに心鈴が座っていたのかぁ…。
VESPA 150(1958)
VESPA 150(1957)
どっちだ??
サクラノ刻のヴェスバを整備する時のイベント絵を見ると、エンブレムには「150」が記されてないから1958年モデルか?
VESPA 150(1958)
VESPA 150(1957)
いや、そもそもイラストだとタンデムシートは分離していないからどっちも違うか? とはいえ、周囲のシートを観察すると多種多様で、変更できそうな気はするな。
スペアタイヤの有無にも違いがあるなあ。
VESPA 150(1958)
VESPA 150(1957)
といった具合に大変捗りました。 第IV章が一番好きだから……
他にも色々と展示されており、サルバドール・ダリにより装飾された Vespa 150 S もありました。
「うわぁあああ!大変だぞ!俺のヴェスバがデカくなったぞ!」
「おおお、直哉!今度は長くなったぞ!!」
ヴェスバの理解が深まる貴重な展示でした。 機会があれば、ぜひ一度訪れてみてはいかがでしょうか。
最後に、訪問時に役立ちそうな情報を置いておきます。
- 無料です(流石に無料ってレベルじゃなかったので寄付しました)。
- 事前にオンライン上で予約する必要があります。
- 営業時間は4枠あり、開始時刻ちょうどに入り口が開錠されました。私は念のため開始20分前に到着して待機していましたが、開始時刻を多少過ぎていても入場できそうな雰囲気がありました。
- 20枠弱のロッカーがありました。大きなスーツケースはスタッフ用の部屋で預かって貰えました。