ひ〜ちゃん in ケンブリッジ

01 June 2025
#風野灯織#ひおぬい

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着いたぞー、ケンブリッジ大学だ。


というわけで、本記事では、イギリスのケンブリッジをひ〜ちゃんと旅行した写真をまとめます。

ひ〜ちゃん in ロンドン の2日目に当たる記事なので、そちらも合わせてご覧ください。

キングス・クロス駅

ロンドンにあるターミナル駅である。 ここから鉄道に乗ってケンブリッジへ向かう。

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キングス・クロス駅はハリーポッターにも登場する駅で、有名な9と3/4番線の撮影スポットがある。 記念撮影の営業開始時間前にもかかわらず、1時間以上の列が形成されていた。

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グレート・ノーザンという路線に50分ほど揺られ、ケンブリッジへ・・・

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ケンブリッジ駅

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駅から Uber を配車して最初の目的地へ。 5年前にアメリカで登録したアカウントがまだ残っていた。

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アプリで目的地を指定したのに、徒歩数分ほど離れた「山」と書かれた変な場所で降ろされた。

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にもかかわらず、間違えてチップを2回送ってしまった・・・

The Centre for Computing History

本当の目的地はこっち。

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本場の Hello, World でお出迎え。

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ここには骨董品のようなコンピュータが多数展示されており、しかも半分ぐらいは現在も稼働していて実際に操作することができる。 わけがわからない。

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これは初代 Mac。

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EDSAC 2・・・

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歴代のゲーム機とかアーケードゲームの筐体も動体展示されている。 キッズが普通に遊べる環境に驚愕。

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1970年代のオフィスを再現したブースがあり、当時のマシンで BASIC を書いて動かすことができる。

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曲線を描くプログラム例を打ち込んでみたが、Syntax Error を吐いて終了・・・

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BASIC を勉強するスペースまであって至れり尽くせりだった。

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幼少期からここに入り浸ってケンブリッジ大学に進学したい人生だったンゴねぇ・・・

Ascension Parish Burial Ground

ルートヴィヒ・ウィトゲンシュタインが眠る墓地である。

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看板のある入り口から、木々に囲まれた小道を進んだ先にある。

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墓地には1,500基の墓があり、ケンブリッジ大学に縁のある学者が多く埋葬されているようだった。

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敷地内での撮影は控えたので写真はないが、ウィトゲンシュタインの墓石の上には多数の松ぼっくりが供えられていた。 おそらく、同じように訪れた人々が近くから拾って置いていったのであろう。 日本から持参した論理哲学論考を墓石のそばに置き、祈りを捧げた。

ちなみに、論理哲学論考というのはこれである。 いつもありがとう。

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帰り際、初老のご婦人に「ウィトゲンシュタインのご親族ですか?」と声をかけられた。 そんなわけないだろうと思ったが、単なる聞き間違いなのか、あるいは礼儀として一応尋ねてくれた可能性もあるなとも思いつつ、「ただのファンです」と答えた。 会話を続けると、どうやら夫とふたりでウィトゲンシュタインのお墓参りに来たとのことだった。 夫は哲学部の卒業生であり、ウィトゲンシュタインと何らかの接点があるらしい(肝心なところを聞き取れなかったが、ウィトゲンシュタインの教え子か、あるいは同じケンブリッジ大学の学部で学位を取ったか、といったような印象だった。年齢的には後者の可能性が高い)。 しばらくするとご本人がやってきて、論理哲学論考を指し、その本は何か?と尋ねた。 論理哲学論考の英題を正しく発音できそうになかったので、ウィトゲンシュタインの著書の日本語訳版だと伝えると(生前に出版されたのはこれだけなので伝われ〜)、あぁ Tractatus Logico-Philosophicus ね、と返ってきて震えた。 ちょっと読んでみたいというので貸したら、数ページめくった後、日本語の文章を指差しながら

1. The world is everything that is the case.

と口にしたものだから、横転するかと思った。 何が起きたのかというと、論理哲学論考の本文は命題の箇条書きで構成されており、それぞれに番号が振られているので、一番最初っぽい命題を見つけて、対応する英文を暗唱したわけである。 ひえ〜〜。

ウィトゲンシュタインの存在を直に感じられて、間違いなくイギリス旅行のサビだった。

The Architect

墓地からケンブリッジ大学までの移動中に立ち寄った、雰囲気のいい飲食店である。

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フィッシュ&チップス食べたさに入店したはずだが、気づいたらローストラムとグラタンを注文していた。 付け合わせに出てきたポテトが異様に硬かった。 ポテトに芯ってあるんだっけ?

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当時は意識していなかったが、偶然にもイギリスの伝統的な食文化を体験していたらしい。

  • 来店したのは日曜日の昼過ぎであり、イギリスには日曜日の昼食に供されるサンデーローストと呼ばれる料理がある。これは、ローストした肉とジャガイモの付け合わせなどから構成されるようで、まさに食べたものであった。
  • ポテトグラタンだと思っていたが、レシートには cauli cheese とあった。どうやらカリフラワー·チーズというイギリスの伝統料理だったらしい。
  • エルダーフラワーの飲料はイギリスや北欧で古くから飲まれているらしい。

ケンブリッジ大学

ケンブリッジ大学のカレッジがある辺りまで歩いてきた。

バチバチに頭のキレる学生や研究者が思索にふけながら散歩しているような、洗練された様子を想像していたが、実際には上裸のキッズが馬を走らせていてう〜ん・・・となった。 観光客が多すぎる。

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ケンブリッジ大学はケンブリッジに所在する31のカレッジから構成されている。 中でも有名なトリニティ・カレッジには、アイザック・ニュートンの林檎の木を起源とする木が植えられていた。

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基本的にカレッジ構内に入るには事前の予約と入場料を支払う必要があるが(これはいいこと)、何も知らなかったのでケンブリッジの街をひたすらぶらつくことになった。

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ようやく人通りの少ない場所を見つけたのでひ〜ちゃんを撮影。 ケンブリッジ感は全くない・・・

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数学橋

直線の木材でアーチを構成しているのが美しいため、そう呼ばれているらしい。

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この川はケム川であり、ケム川に架かる橋があるからケンブリッジなのかと思いきや、違うっぽい。

オードリー・エンド

ロンドンでの観光時間を増やすために早めにケンブリッジを離脱したのだが、乗る鉄道を間違えてしまい無に帰した。 ケンブリッジに戻るために降りた駅がこちら。 巨大な邸宅があることで有名らしい。

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おしまい

ひ〜ちゃんの写真少なすぎ・・・

日曜日のケンブリッジは人が多すぎた。 許してクレメンス・・・